スキルは後からついてくる。
やりたいことがわからなければ、誰にどんな価値を与えたいかを考える。
あとは仮説検証するだけ。
ボランティアを職業にする人の実体験・ココカラでインタビューした方々の話から解説していきます。
ボランティアを職業にする人の場合
僕の場合、ボランティアを職業にするということはすでに志していた。
しかし、その手段が分からなかった。
そして見つけた手段は、メディア『Cococolorearth』
すでに、社会貢献を仕事にして活躍している方々にインタビューをして、どんなプロセスで、どんな思いで仕事にしたのかを伝える。
ボランティアを職業にするためのロールモデルになっていただく。
これしかないと思った。
しかしその当時今から1年前は、
「国際協力」も「メディア」も「ライティング」も知識ゼロ。
何もわからない状態。
活動してみるとそんなことは、まったく関係ない。
無限にやる気が出てきて勝手にスキルが身に付く。
今では、フリーランスとして案件が取れるほど成長。
メンバーは30人を超え、記事もたくさん公開できている。
だから、スキルなんていらない。
やりたいことを見つけるのが先。
それは今までインタビューした多くの人が言っていた。
インタビューした方々の場合
―――今の活動をしていて必要だと感じるスキルとその事例を教えてください。
正直、必要だなと思っているスキルは無くて、何もない状態でもなんでもやれるかなという、、、ハッピー思考です(笑)。
思いがあれば、スキルがなくてもそれを伝えればできる人が集まってきて、彼らが形にしてくれる。
他力本願ではあるんですけど、自分にはスキルがないからって始めないという考え方は持っていないです。
「とにかくやりたいことを言ってみる」
それをすることで誰かが共鳴して手を貸してくれるようになってきます。




―――今の活動をしていて、必要だと感じたスキルや知識はありますか?
実際、スキルや知識は起業をする上では必要ないと思っています。
もちろんあるに越したことはありませんが間違いなく「必須」ではありません。
必要なスキルや知識は、人間なので状況に応じて学習していくと思うんです。
僕自身、HushTugをやる前はレザーに詳しくなかったし、アパレルの在庫を持つことも未経験でしたが、今はなんとかなっているので。




ーーーアフリカでの活動やジャーナリズムの活動をするうえで必要なスキルはなんですか。
スキルよりも感性と問題意識が大切です。
スキルは後からついてきます。
写真の技術とかは自分で学べばいいんじゃないですか。
だけど、感性と問題意識、テーマがないとジャーナリズムの活動はできないですよ。
問題意識と感性は映像に表れます。




ーーー現在の活動をする上で必要だと感じたスキルなどはありますか?
A.社会活動はマインドだと思います。
相手を思う気持ちそのものだと思うので、勉強するのではなく経験を積むことが大切です。
例えば、街中で白いステッキを持った目の不自由な方が歩いていたら、自分から声をかけて道案内ができる。
そのような行動ができるマインドを成長させることが大事だと思います。




僕がやりたいことを見つけるまでの4つの過程
そうはいってもどうやってやりたいこと見つければいいのかと思うだろう。
それについても昔話をしようと思う。
まず、結論から
「やりたいことは、だれにどんな価値を与えたいか」
これだ。
これに当てはめて仮説検証をすればよい。
僕の場合は、社会を良くしたい人に生きていける仕組みを与える。
その方法を見つけるまでは大きく4つの仮説検証があった。
・環境コミュニケーターになる
・環境用語を超ざっくり辞書を作る
・ひとり旅に出る
①お金をばら撒きかける
僕がボランティアを職業にすると決めたのは2年前の8月。
はじめの僕の考えは、ボランティアをしている人にお金を渡す。
毎月自分のバイト代5万円を渡して、その行動やその人の活動を発信することで、5万円以上稼げればいけるとガチで思ってた。
もしかしたらできたかもしれない。
ただ、リスク高すぎるし、インパクトはあるが、範囲は狭い。
そもそもの本質を解決できていない。
結局、今いる団体の代表にお金を渡すだけではダメだということを教えていただき踏みとどまることに。
②環境コミュニケーターになる
次に、何か自分の専門分野を見つけてそこから展開していこうと考えた。
たまたま、その団体で環境のイベントを運営として主催することに。
その時に環境って面白いなと思い、登壇してくださった方に環境コミュニケーターというものを教えてもらった。
環境コミュニケーターとは、環境省が主催するもので国民が自発的に環境問題について伝えられる人材を育成するもので、資格を取るとイベントを重ねると国から依頼なども来るようになる。
専門の分野を探していた僕は早速資格を取ることに。
無事に資格を取ったものの何か違和感。
これは違う、、、
結局、資格だけで終わり。
③環境用語を超ざっくり辞書を作る
環境コミュニケーターは違うと思ったけど環境はまだ好きだったので、辞書を作り始めた。
環境用語は無駄に難しく書いてあり、もっとわかりやすくしたいと思いから、300語くらいざっくりさせるという、今思えば血迷った行動。
もうこの時はどうすればボランティアを職業にするかわからなすぎて考えるのを半分放棄していた。
しかし、300語を過ぎてから逃避するのはやめようと思いまた考え始めた。
環境用語を超ざっくり辞書のバージョンアップがこちら




④ひとり旅に出る
そして僕はひとり旅に出た。
結論から言うとひとり旅では何も見つからなかった。
鹿児島県から神奈川県までゆっくり北上しながら、行きたいところに気の向くまま行く。
1週間くらいフラフラ。
期待満々に行った旅で何も見つけられずに帰ってきた僕はもうどうすることもできません。
しかし、そんな僕を励ましてくれる仲間がいた。
それがなければもう辞めていた。
感謝しかない。
そして1ヶ月が経たないうちにやっと見つけた。
それがCococolorearth
だからスキルに逃げないで、やりたいことに向き合おう。
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