ボランティア保険とは?保険の内容や加入方法、誰が入るべきか徹底解説

ボランティアやろうと思ったらボランティア保険を勧められたけど、ほんとに入ったほうがいいの??

こんな疑問を持っているのではないでしょうか?

今回は、Twitterでのアンケートをもとに、他の人がどのように加入しているか、価格帯などを解説します。

結論を先に伝えると、危険の伴う場合と主催者として活動する場合には必ず加入しましょう。

また、危険の伴わないボランティアに関しては、記事を参考にご自身でお考え下さい。

年間300円でも入れるので、金銭的に余裕のある方は加入をオススメします!

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ボランティア保険は、活動中のトラブルを補償してくれる

ボランティア保険とは、活動中のトラブルを補償する保険です。

主に、以下の2つを補償します。

①活動中の事故により本人がケガした場合
②活動中、他人に損害を与え、損害賠償問題が生まれた場合

ボランティア活動では、社会に貢献できる喜びが得られる一方で、予期せぬトラブルはつきものです。

特に災害ボランティアではリスクが高まります。

対象となるボランティア

対象となるボランティアは、個人の自発的な意思により、他人や社会に貢献することを目的とする、無償かつ国内での活動が前提になります。

そのうえで、社会福祉協議会の委嘱を受けた、または届け出た活動または、社会福祉協議会に登録されている団体で企画立案された活動のいずれかに該当する必要があります。

海外ボランティアは対象外です!
海外ボランティア用の保険に入りましょう!

対象外となるボランティア(一例)

・海難救助または山岳救助ボランティア活動
・銃器を使用する害獣駆除ボランティア活動
・野焼き、山焼きを行う森林ボランティア活動
・インターンシップや資格取得を目指した活動
・学校で行うボランティア活動(ボランティアサークル・クラブ活動は対象となる)
・企業の営利事業の一環として行う活動 
・自宅で行う活動

ボランティア保険には2種類ある

ボランティア保険には、「ボランティア保険」と「ボランティア行事用保険」の2種類あることをご存じですか?

軽く説明すると、ボランティア保険は1年間ボランティア行事用保険は1~7日間の短期補償になります。

ボランティア行事用保険は主に主催者が利用する保険です。

ボランティア保険は入るべき??みんなの意見を聞いてみた

皆さんが疑問に思っている問題にお答えします。

まず、ボランティア保険に入ったほうがいいのか?
そして、入るならどちらの保険に入るべきなのでしょうか?

Twitterで聞いたアンケート結果をもとに解説します。

区のボランティア登録したらついてます
災害やらはまた別ですけど…
あとは、イベントやら活動時 必要なら
都度都度でしょうか
危険が伴う活動なら入ってたほうがよいのかなあ
(クリーンヒーローJUNKOさん)
こんにちは、はじめまして。
人を集めてイベント的に行う時は入ります。
個人的に行う際は入りません。
年間で何回か予定を組んでいるならば通しで入ります。
そうでない場合は単発です。
(AXCEL MAN @M.Tsukuma072さん)
はじめまして! 
僕は災害ボランティアに行く時に入るようにしています。
怪我がつきものということもあり、参加の必須条件にされていることも多いですし。
 それ以外(イベントスタッフ、学習支援など)は入っていません。
(にたまご/吉田涼一さん)

今回のアンケートをまとめると、危険を伴う災害ボランティアや主催として人を集めるイベントをする際は保険に加入していますね。

また、危険の伴わないボランティアでは、加入をしない人もいるようです。

加入するか否かはアンケートを参考にお考え下さい。

そして、どちらの保険に入るかに関しては、年間のボランティア数主催側か否かによって変える人が多いようですね。

ボランティア保険をもっと詳しく

料金

全国社会福祉協議会では、基本プラン350円、天災・地震補償プラン500円となっています。

また、東京都社会福祉協議会では、年間300~1400円となっており、保証金額により金額が変動します。

自治体によって変動する場合があるので、ご自身の自治体に確認しましょう。

補償が適応される例

①活動中の事故により本人がケガした場合

・活動中に転んでケガをした。 
・活動の帰宅途中に自転車に跳ねられケガをした。
・活動中、熱中症になり通院した。

②活動中、他人に損害を与え、損害賠償問題が生まれた場合

・仮設テントが、設置の不備により倒れ、下にいた子どもがケガをして賠償責任を負った
・調理し配給した弁当で食中毒が発生し、賠償責任を負った。
・清掃活動中、花びんを落として割ってしまった。

詳しい補償に関しては、社会福祉協議会よりお調べください。

申し込み方法

お住いの地域 ボランティア保険
検索

注意点

・ボランティア保険に申し込めば、他団体で活動する際も保険は適応されます。

・令和3年4月1日から1年間の契約のため、途中加入でも 令和4年3月31日で契約は切れてしまいます。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。https://www.fukushihoken.co.jp/fukushi/files/council/pdf/2021/volunteer_activities_pamphlet.pdf

ボランティア行事用保険をもっと詳しく

ボランティア行事用保険は、主に主催者が利用する保険になります。

料金

Aプラン(宿泊を伴わない行事)
行事の安全度(高)行事の安全度(中)行事の安全度(低)
1日 28円
(最低20人から)
1日 126円
(最低20人から)
1日 248円
(最低20人から)
安全度(高)の例
・会議
・ゴミ拾い
・もちつき大会
など

安全度(中)の例
・アスレチック
・体育祭
・消火訓練
など

安全度(低)の例
・野球
・車椅子サッカー
・合気道
など

 

 

Bプラン(宿泊を伴う行事)
1泊2日241円4泊5日354円
2泊3日295円5泊6日359円
3泊4日300円6泊7日364円

 

C プラン(宿泊を伴わないかつ参加者が事前に特定できないA1 区分の行事)

1 日 28 円
(最低20人から)

 

補償

補償は、ボランティア保険とほぼ同様です。

詳しい補償に関しては、社会福祉協議会よりお調べください。

申し込み方法

お住いの地域 ボランティア保険
検索

注意点

・行事に参加する全員で加入しましょう。(参加者の一部の方のみの加入はできません。)

・行事の開催日前日までに手続きを完了させてください。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

もし事故があったら

事故が発生した場合は、30日以内に「事故報告書」を損保ジャパン日本興亜の都道府県別の事故担当保険金サービス課まで FAX しましょう。

事故報告書に書く項目
① 事故発生の日時 ・ 場所
② 事故の原因・状況
③ケガの程度・病院名(傷害事故の場合)
④相手の氏名、住所、連絡先、ケガまたは損害の程度(賠償事故の場合)
こちらより書類をダウンロードしてください。

※賠償事故の場合、示談交渉は必ず損保ジャパン日本興亜に相談して進めましょう。相談なく進めた場合、保険金を受け取れない可能性があります。

事故を起こさないためにできる3つのこと

ルールを守る

ボランティアに参加する際は、必ずルールを守りましょう。

細かく決められており、納得のいかないルールもあると思います。

しかし、ルールになっている理由があるはずです。

ルールを守ることが一番の事故防止につながります。

心配なことはすぐに相談する

活動をする中で様々な問題に直面します。

その時に問題を一人で抱え込まず、担当の職員やメンバーに必ず相談しましょう。

決して自分の意志だけで行動してはいけません。

無理なく活動をする

無理なく自分のペースで活動しましょう。

疲れている状態での活動はになり、注意散漫になり大変危険です。

疲れているなと感じたら、活動は控えてください。

事故を起こしてしまっては、元も子もありません。

その他ボランティアの注意点について詳しくはこちら

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ボランティア保険には、危険の伴う場合と主催者として活動する場合には必ず加入しましょう。

また、危険の伴わないボランティアに関しては、ご自身でお考え下さい。

あなたが素敵なボランティア活動できることを祈っています。

ボランティアについてもっと知りたい方は、ぜひこちらの書籍をご覧ください!

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