ホームレスの方を助けたい!!
でもどんな支援ができるのかな??
このような疑問を抱えているのではないでしょうか?
炊き出しボランティアとは、ホームレスや被災者など困窮した状況下にある人に対して、生活を営む上での総合的な支援を行うことです。
ただし、炊き出し支援をする前に、ホームレスの現状についてしっかりと学んでおきましょう。
この記事では、活動内容や探し方、注意点などを解説します。
炊き出しボランティアとは
炊き出しボランティアとは、ホームレスや被災者など困窮した状況下にある人に対して、生活を営む上での総合的な支援を行うことです。
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炊き出しとは?
炊き出しはホームレスや被災者、失業者などの、困窮した状況下にあるの人を対象として、生活を営む上での総合的な支援を無償提供する一連の行動です。
炊き出しと聞くと、どうしても食事の提供をイメージされますが、生活用品の支援や生活相談も行われています。
ホームレスの現状
厚生労働省によるとホームレス状態の人の定義は「都市公園、河川、道路、駅舎その他の施設を故なく起居の場所とし、日常生活を営んでいる者」です。
そして、2021年度調査によると、全国の路上で生活する人の数は3,824人と、14年前の調査と比べて8割減少しています。
しかし、近年ではネカフェ難民や居候などで、潜在的にホームレスのような状態の人はたくさんいると予想できます。
炊き出しボランティアに参加するメリット
炊き出しボランティアに参加するメリットを解説します。
- 自分の活動が社会貢献に繋がってると実感できる
- 視野が広がる
- 知識や知見、考え方の幅が広がる
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自分の活動が社会貢献に繋がってると実感できる
どんな会社も社会貢献をしていますが、なかなか実感が湧きにくいものです。
一方のボランティアでは、直接社会貢献できている実感を得られます。
そういった点から、達成感や生きがい、やりがいを感じる方が多いです。
視野が広がる
ボランティアで視野が広がることは間違いないです。
普段の生活では、関わることのない人や場所で、今まではニュースで見るだけの社会課題に対面します。
自分の知らなかった世界や問題に肌で触れることで、新たな価値観や社会に対する認識を獲得できます。
知識や知見、考え方の幅が広がる
社会課題に直面することで、無知であることに気づくと同時に知識や知見が深まるでしょう。
無意識的な先入観に気づき、枠に囚われない思考が身に付いたという方もいらっしゃいました。
「学ぶ」という点でもボランティアのメリットと言えます。
炊き出しボランティアの種類/やること
炊き出しボランティアの種類/やることを解説します。
- 食事の提供
- 夜回り・パトロール
- 生活用品の寄付
- 生活支援・相談
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食事の提供
食事の準備から配膳、片付けまでを行います。
夜回り・パトロール
夜に集まり、ホームレスの方におにぎりやパンなどの食事を配ったり、困ったことはないか声掛けを行います。
生活用品の寄付
衣類や生活用品の配布を行っています。
職を探すためにも生活用品の寄付はとても大切です。
生活支援・相談
生活保護の申請支援や仕事を探す支援などを行います。
国が行っている生活保護制度の申請や自立支援を民間団体のスタッフがサポートします。
炊き出しボランティアの探し方
炊き出しボランティアは、ボランティア募集サイトではあまり募集をしていません。
しかし、支援する団体では、随時ボランティアを募集しています。
ここでは、いくつかの団体を紹介します。
https://bigissue.or.jp/how_to_join/#p-section04
特定非営利活動法人 TENOHASI
https://tenohasi.org/volunteer/
認定NPO法人 抱樸(ほうぼく)
https://www.houboku.net/volunteer/
NPO法人炊き出し志絆会
https://takidashi.org/join/
寄付で支援も可能
時間がなくてもお金や物品で支援することが可能です。
寄付をすることで、困窮した状況下にある人の問題に取り組むことができます。
物品で支援するなら
常時募集している物品寄付配下の物になります。
男性用下着・靴下(新品のみ)、テレフォンカード、切手、商品券・クオカード等の金券、レトルト食品、インスタント食品、缶詰、インスタントコーヒー等の保存のきく食料品
お金で支援をするなら
支援する団体への寄付も大切です。
上記で取り上げた団体への寄付を検討してみてはいかがでしょうか。
また、お金で支援をするならSyncableもオススメです。
Syncableは、個人と非営利団体を繋ぐ、ソーシャルアクションを促す寄付のプラットフォームサービスです。
支援したい課題から団体を探すことができます。
炊き出しボランティアの注意点
炊き出しボランティアの注意点を解説します。
- 活動対象者の気持ちを尊重する
- プライバシーを守る
- 無理なく継続できる活動をする
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活動対象者の気持ちを尊重する
ボランティアが単なる「自己満足」にならないよう、相手の立場に立って気持ちを尊重しましょう。
自分の思い込みで活動するのではなく、相手が何を必要としているのか考えて活動することがボランティアの基本となります。
プライバシーを守る
ボランティアを通して知った対象者に関する情報は、絶対に第三者に漏れないように注意しましょう。
写真などの取扱も十分に注意し、SNSで発信する際は必ず許可をとりましょう。
無理なく継続できる活動をする
自分の生活を犠牲にしてまで、ボランティア活動を行う必要はありません。
無理なく自分のペースで活動することが長続きの秘訣です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
炊き出しボランティアでは、食事の提供以外にも声掛けや相談などがあります。
ボランティアに参加する前には、各団体の注意事項を読み、ルールに従って行動しましょう。
また、ボランティアに参加しようとお考えの方は、ぜひこちらの書籍も読んでおきましょう。
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