有償ボランティアとは?背景やメリット、アルバイトとの違い、具体例を徹底解説

ボランティアなのにお金がもらえる有償ボランティアって何??

一般的に有償ボランティアとは、給料まではいかないがボランティア活動の謝礼として金銭を受け取る場合を差します。

また、交通費や宿泊費を渡す場合も、有償ボランティアとみなされることがあります。

この記事では、有償ボランティアが生まれた背景やメリット、アルバイトとの違い、具体例などを解説します。

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有償ボランティアとは?定義を解説

有償ボランティアとは、給料まではいかないがボランティア活動の謝礼として金銭を受け取る場合を差します。

また、交通費や宿泊費を渡す場合も、有償ボランティアとみなされることがあります。

しかし、有償ボランティアに明確な定義はありません。

「有償だとボランティアではないのでは?」と思ったあなた。

自発的に支援したいという想いが本来のボランティアの目的であり、有償・無償は本質的な問題ではないと考えられています。

有償ボランティアが生まれた3つの背景

有償ボランティアが生まれた背景は大きく3つあります。

①交通費や備品の購入など、ボランティアする側が身銭を出すことになる
②資金力がなく、給与を出す余裕がない
③サービスの利用者が、無償だと気を遣ってしまう

①交通費や備品の購入など、ボランティアする側が身銭を出すことになる

ボランティアは、交通費や食費、軍手などの備品の購入に意外とお金がかかるものです。

無償での活動に抵抗がなくても、お金を払ってまでの活動には抵抗が生まれる人は一定数います。

この問題を解決するため、参加者が負担する経費を謝礼として渡す有償ボランティアが誕生しました。

②資金力がなく、給与を出す余裕がない

ボランティアを募集するNPO法人や一般社団法人などは資金力が乏しいことが多いです。

本来は、しっかりとした給与を払って人を雇いたいと思っても、それはできません。

そのため、払えるギリギリの金額を有償ボランティアとして渡す有償ボランティアが生まれました。

③サービスの利用者が、無償だと気を遣ってしまう

ボランティアを受ける側の問題として、無料だと気を遣ってしまい参加しにくい点があります。

そのため、お金を支払うことで気持ちよく利用してもらい、その利益をボランティアに配分する形で有償ボランティアに変化しました。

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有償ボランティアとアルバイト3つの違い

有償ボランティアとアルバイトの違いを3つ解説します。

  • 謝礼と賃金の違い
  • 最低賃金がない
  • 確定申告がいらない

謝礼と賃金の違い

アルバイトの場合、会社から労働の対価としての賃金が支払われます。

一方で有償ボランティアは、ボランティア行為に対する感謝の気持ちを表した謝礼をいただきます。

最低賃金がない

有償ボランティアには、最低賃金がありません。

そのため、有償ボランティアとして一時間500円での募集があったりもします。

※賃金と謝礼の問題は、今も議論されています。

確定申告がいらない

賃金ではなく謝礼のため、特別な例を除いては申告の必要はありません。

そのため、副業の禁止されている公務員の方の参加も認められています。

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有償ボランティアのメリット

有償ボランティアのメリットを2つ紹介します。

  • 副業とみなされない場合が多い
  • 身銭を切らなくてよい

副業とみなされない場合が多い

有償ボランティアの謝礼は副業とみなされないため、禁止されている場合でも活動に参加できます。

ただし、有償ボランティアでお金を稼ぐ意識をもって参加することはやめましょう。

身銭を切らなくてよい

ボランティアはしたいが、身銭を切ってまでは厳しい場合にも有償ボランティアはオススメです。

あくまでも、誰かの力になりたいという精神が大切です。

その他ボランティア全般のメリットはこちらをご覧ください。

有償ボランティアのデメリッット・問題点

有償ボランティアのデメリット・問題点を2つ紹介します。

  • 最低賃金以下で普通の労働をさせられる場合がある
  • 謝礼を受け取ることで責任が生まれる

最低賃金以下で普通の労働をさせられる場合がある

信じがたいことですが、有償ボランティアの名のもとボランティアとはかけ離れた労働をさせられることがあります。

応募の際にしっかりと活動内容を把握しましょう。

謝礼を受け取ることで責任が生まれる

謝礼を受け取ることで責任がより大きくなります。

中途半端な気持ちで活動に参加することは控えましょう。

その他ボランティアのデメリットはこちらをご覧ください。

有償ボランティアがある例を紹介!

有償ボランティアにはたくさんの種類があります。

その中でもよく目にするボランティアを紹介します。

また、ボランティアに参加するときは、ボランティア保険の加入についても考えましょう。

治験ボランティア

有償ボランティアの中でも昔から有名な治験ボランティア

薬を開発するためには欠かせない治験もボランティアで募集しています。

高額な謝礼も珍しくなく、お金をもらいながらボランティアに参加したい方にはオススメです。

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治験ボランティアを探してみる

学習支援ボランティア

学習支援ボランティアは、自治体の学習支援の先生やスタディーツアーのアシスタントなど様々です。

多くの学習支援ボランティアでは、「教える」ではなく、「寄り添う」が大切にされています。

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介護ボランティア

介護ボランティアには、老人ホームでの活動や町のバリアフリー設備、NPO法人が主催するレクリエーションの運営など様々あります。

活動する際は、相手の気持ちを尊重し理解することを心がけ活動しましょう。

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その他、ボランティアの種類についてはこちら

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都道府県のボランティア

まとめ

いかがでしたでしょうか?

有償ボランティアは、 給料まではいかないがボランティア活動の謝礼として金銭を受け取る場合 を差します。

大きな有償ボランティアとバイトの違いは、謝礼か賃金かどうかです。

バイトのつもりでボランティアに取り組んではいけません。

また、有償ボランティアとしてやりがい搾取されないように活動内容を事前に把握しましょう。

ボランティアについてもっと知りたい方は、ぜひこちらの書籍をご覧ください!

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