令和6年能登半島地震に係るボランティア情報

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治験ボランティアとは?アルバイトとの違いやメリット・デメリットを徹底解説

治験ボランティアってどんなことするの?
ボランティアとバイトの違いは?
たくさんお金もらえるって聞いたけど本当?

こんな疑問を持ってこのサイトを訪れたのではないでしょうか。

この記事では、基本的な治験に関する知識から、具体的な治験ボランティアの内容について解説していきます。

治験は、新しい薬を作るために必須の過程であり、ボランティアがいなければ困る人が多く出てしまいます。

あなたが参加することで一人でも多くの命を救えるかもしれません。

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治験ボランティアとは?

そもそも治験とはなんでしょうか?

聞いたことはあっても、説明するのは難しいかと思います。

厚生労働省の定義によると

「くすりの候補」の開発の最終段階では、健康な人や患者さんの協力によって、人での効果と安全性を調べることが必要です。
こうして得られた成績を国が審査して、病気の治療に必要で、かつ安全に使っていけると承認されたものが「くすり」となります。 人における試験を一般に「臨床試験」といいますが、「くすりの候補」を用いて国の承認を得るための成績を集める臨床試験は、特に「治験」と呼ばれています。
参照:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/fukyu1.html

つまり治験とは、新しい薬が国の承認を得るために安全性や有効性を確認するために行う臨床試験のことです。

バイトとの違いは「負担軽減費」

治験で得られる報酬は、本来「負担軽減費」として交通費や仕事を休んだ分を負担するものです。

そのため、治験で得られる報酬は、ボランティアの不利益面を救済する目的で、有償ボランティアと位置づけされます。

治験バイトや高額アルバイトと記載されている募集は、本来の目的からズレているのが現状です。

また、治験は薬の開発に必要不可欠なものであり、多くの命を救う可能性があるため、社会貢献性の高いボランティア活動と言えるでしょう。

お金をもらってもボランティアなの?と思った方はこちらの記事をご覧ください。

【ボランティアしたいけど金銭的に…】社会貢献度の高いアルバイト7選!

治験ボランティアの対象者は満20歳以上

参加条件は治験の種類によって様々ですが、満20歳以上であること、公的な身分証明書を持っていることが原則となります。

また、上記2つの条件が記載されていない治験に関しては注意が必要です。

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治験ボランティアのメリット

社会に貢献できる

世の中に生まれる薬は、治験ボランティアの方々の協力が背景にはあります。

治験は、薬の開発に必ず必要なものであり、多くの人を救う可能性を秘めています。

その実感を得られるのは最大のメリットと言えるでしょう。

無料で検査が受けられる

治験中に行われる検査は全て製薬会社が負担します。

治験開始前の健康診断やその他の診断を無料で受けられるのは嬉しいですね。

また、人間ドックレベルの診断を無料で受けることもあるできるそうです。

人間ドックレベルの診断を無料で受ける

最先端の治療方法を受けることができる

病気を持っている人にとっては、開発中の新しいくすりでの治療を受けられるメリットがあります。

これまでの治療法では効果が見られなかった病気が、改善する可能性もあります。

高額な謝礼がある

治験のイメージは高額な謝礼ではないでしょうか?

治験の謝礼相場は、1日1~2万円と言われており、中には一週間の入院で15万円を超えるものも存在します。

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治験ボランティアのデメリット

通院や入院など時間の拘束がある

治験に参加すると、数日から数週間の入院や定期検診が必要です。

また、指定の医療機関への通院が義務となり、時間的拘束もあります。

治験ボランティアの参加は、そのことを念頭に置きましょう。

治験では、それぞれに必ず守らなければならないルールがあります。

例えば、食事制限や決まった時間に薬を服用する、毎日運動をする又は運動をしてはいけないなどです。

大量に採血される可能性がある

治験の種類によっては、一日に8回も採血される場合もあります。

高額な補償がある分、それなりに負担もかかります。

また、ほとんどの治験は、前もって採血の回数がわかるため、貧血気味だったり、採血が嫌な場合は参加を見送ることも可能です。

副作用が生じる可能性がある

治験は「臨床試験」のため、副作用が生じる可能性があります。

治験の実施にあたっては、厚生労働省から厳格な基準が設定されており、何度も人間に害がないこと確認したうえで行われます。

万が一、副作用によって健康被害が生じた場合は、医師の治療や、程度に応じて補償が受けられます。

治験の具体例をご紹介

治験には様々あり、種類ごとに参加条件が決まっています。

あなたが治したい症状が当てはまれば一石二鳥ですね。

今回は、いくつかをご紹介します。

手助けがしたい・関心のある治験があったら応募してみてください。

メタボに関する治験

メタボは「メタボリックシンドローム」の略で、糖尿病をはじめとする生活習慣病の前段階の状態です。

メタボでお悩みの方であれば、新しい治療が受けられます。

また、健康な方でも受けることは可能です。

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尿漏れに関する治験

急な尿意や、尿漏れなどの症状。

実は、40歳以上の女性の約半数が経験しているこの症状に関する治験です。

この治験では、以下の3つが参加条件です。
・20歳以上の女性
・1日に1回以上、尿漏れ症状のある方
・治験期間中、日誌にご協力いただける方

治験参加期間は約6ヶ月です。1ヶ月に1回程度通院していただき、治療薬を服薬していただきます。

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性感染症に関する治験

日本ではまだ承認されていないHPVワクチンに関する治験です

海外では、女性へのHPVワクチンの接種率が高く、欧州を始めとして80%前後と言われています。

この治験では、以下の3つが参加条件です。
・16歳〜26歳の男性
・健康な方
・治験期間中、日誌にご協力いただける方
全10回の通院で、参加期間は約42か月です。

一般的な参加までの流れ

ここでは一般的な治験の流れについて解説します。

【STEP-1】治験参加のお申し込み

まずは気になる治験に申し込みをしましょう。
申し込みの段階では、現在の体調について質問があります。

【STEP-2】事前説明会

多くの治験ボランティアでは、事前に治験の内容について説明する会が設けられます。
募集要項では記載できない内容について説明があります。
細かい内容を把握して参加を決定する場合は、事前の健康診断を予約します。

【STEP-3】事前の健康診断

指定された医療機関にて一般的な健康診断を行い、ボランティアへ参加可能か判断します。

【STEP-4】治験ボランティアの開始

検査の結果、健康状態に問題がなければ、治験ボランティアが始まります。
※一般的な流れのため、治験の種類によっては流れが大きく異なる場合もございます。

さいごに

いかがでしたでしょうか?

治験は、新しい薬を作るために必須の過程であり、ボランティアがいなければ困ってしまう人が多く出てしまいます。

あなたが参加することで一人でも多くの命を救えるかもしれません。

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