


ボラバイトってなに??
最低賃金以下で働くって本当?
リゾートバイトとの違いは?
このような疑問を抱えているのではないでしょうか?
ボラバイトとは、ボランティアとアルバイトをかけ合わせた造語です。



ボランティアをしながらお金も稼げるため、魅力的な取り組みに見えます。
その実態はどのようになっているのでしょうか?
この記事では、ボランティアやリゾートバイトとの違いや違法性、注意点を徹底解説します!
ボラバイトとは?



ボラバイトとは、ボランティアとアルバイトをかけ合わせた造語です。
そのため、明確な定義があるわけではありません。
基本的には、アルバイトと有償ボランティアの中間として位置付けられています。
主には、有償ボランティアではなく、アルバイトに該当する募集が多いです。
近年では、ボラバイトに励む若者が増えており、ボラバイターと呼ばれています。
時給500円??ボラバイトは違法じゃないの?



アルバイトに該当する場合は、最低賃金法に定められた最低賃金が守れていれば違法ではありません。
ボラバイトは、滞在型が多いため、食費や滞在費等が差し引かれて実質の時給は最低賃金を下回る場合がほとんどです。
アルバイトの場合、会社から労働の対価としての賃金が支払われます。
一方で有償ボランティアは、ボランティア行為に対する感謝の気持ちを表した謝礼をいただきます。
そのため、賃金と謝礼の違いから、有償ボランティアには最低賃金がありません。
ボラバイトの中には、有償ボランティアとして一時間500円での募集があったりもします。
賃金と謝礼の問題は、今も議論されていますが、現状は違法にはならないと考えられています。
※ほとんどのボラバイトはアルバイトに該当します。
【ボランティアしたいけど金銭的に…】社会貢献度の高いアルバイト7選!
ボラバイトはどんなことをするの?具体例を紹介!



①フルーツ収穫ボラバイトの場合
期間:10日~
仕事内容:ルーツの収穫・選果作業など。
宿舎:個室
食事:宿舎にキッチンで自炊。昼食のみ弁当
日給:6000円
勤務時間:7:30~17:30(実働8時間)
※宿舎光熱費500円/日、弁当500円/日の計1000円/日を日給の総額から差し引いています。
②農業ボラバイトの場合
期間:2ヶ月間~
仕事詳細:種まき、出荷作業等
宿舎:個室
食事:宿舎にキッチンで自炊
時給:750円
勤務時間8:00~17:00(実働7.5時間)
ボラバイトの募集では、一次産業に関わる募集が多く割ることがわかりました。
しかし、募集内容だけでは、働くイメージが付かなかったり、給料や経費の内訳が不明慮なものもみられました。
そのため、次の章では、ボラバイトの注意点をご紹介します。
ボラバイトの注意点!気を付けるべきこと4選



労働搾取される可能性も?
ボラバイトという名目で、最低賃金以下で過酷な労働を強いられる場合もあります。
前もって十分に情報を集めたうえで参加を検討しましょう。
労働時間の確認や残業の有無、残業代の支給などは事前に質問しておくことが大切です。
雇用契約はどうなる?
ボラバイトの多くは、現地の会社や農家さんと雇用契約を結ぶことになります。
ご自身で基本的な労働条件の知識などは蓄えておきましょう。
また、事故が起きた時に補償がなされるかは、勤務先が保険に加入しているか否かによって異なります。
事前情報と違うことも?
宿舎がボロボロ。。。
残業がたくさんある。。。
聞いていた話以上に力仕事ばかり。。。
悲しいですが、このようなことも実際におこっているそうです。
事前に確認をしても、このようなことが起こりうるという覚悟を持って参加する必要があります。
税金は払わないといけない?
ボラバイトのほとんどはアルバイトの形態です。
そのため、もちろん受け取った給料に対して所得税や住民税などを支払う必要があります。
もし、有償ボランティアの場合は、賃金ではなく謝礼のため、特別な例を除いては申告の必要はありません。
個人的にボラバイトをオススメしない2つの理由
私がボラバイトをオススメできない理由は大きく2つあります。
雇用契約が不明慮
ボラバイトの多くは、現地の会社や農家さんと雇用契約を結ぶことになります。
そのため、ボラバイト中に問題が起きたとしても、仲介した会社は一切責任を負いません。
一方、リゾートバイトの場合は、派遣会社と正式に契約を結ぶことができるので安心して利用できます。
また、賃金についてもボラバイトでは、実質もらえる給料が最低賃金を大きく下回ることがほとんどですが、リゾートバイトでは時給1200円を超える募集が多くみられます。
やりがい搾取される可能性も
ボラバイトの場合、雇用関係にあるため低賃金でやりがい搾取をされてしまう可能性があります。
ボランティアなら自発性をもって活動するため、やりたくないことや嫌なことは断りやすいです。
しかし、雇用関係が結ばれていると、本来の募集では記載されていないことも頼まれたら断れません。
この2つの理由から、ボランティアはボランティアで、アルバイトはアルバイトとして切り分けて参加することをオススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ボラバイトについて解説を解説しました。
個人的な結論は以下になります。
ぜひこの記事を参考にボラバイトの参加を検討してみてください!
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