アンペイドワークとは?ボランティアとの違いやジェンダー問題を解説

アンペイドワークって何??

ボランティアとの違いは?

報酬を受け取らなくても、暮らしや社会を支える仕事があります。

アンペイドワーク(unpaid work)とは、報酬が支払われない労働を指します。家事・育児・介護などが代表例です。

具体的には、家事や育児、介護、地域活動などが当てはまります。

アンペイドワークとボランティアの違いやジェンダー問題について解説します。

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アンペイドワークとは?

アンペイドワーク(unpaid work)とは、報酬が支払われない労働を指します。家事・育児・介護などが代表例です。

具体的には、家事や育児、介護、地域活動などです。

食事の準備や洗濯、家族の世話などは生活を支えています。報酬がないことは、価値がないことを意味しません。参照:内閣府男女共同参画局「男女共同参画キーワード45」

対して、報酬を伴う仕事はペイドワーク(paid work)と呼ばれます。同じ調理や介護でも、家庭で無償で担う場合と、仕事として報酬を得る場合があります。

アンペイドワークとボランティアの違い

アンペイドワークは報酬がないことに着目する言葉で、ボランティアは自発的に人や社会のために行動することを重視します。両者は重なる部分があります。

ボランティアとは、「社会への奉仕・自発的・自らすすんでやること」という意味です。

例えば、自分の意思で参加する無償の地域清掃は、ボランティアであると同時に、無償労働として捉えることもできます。

一方、家庭の洗濯は本人が進んで行っていても、通常は家事として説明します。自発性だけで分類せず、活動の目的や相手との関係も確認しましょう。

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アンペイドワークとシャドウワークの違い

アンペイドワークと似ている言葉に、シャドウワークというものがあります。

シャドウワークは、家事など、市場経済や賃金を得る仕事を陰で支える無払いの労働を捉える考え方です。

家事・育児などは両方の視点で考えられます。シャドウワークの範囲は論考によって異なり、仕事に関係する行動をすべて一律に含めるものではありません。

「報酬があるか」と「どのように暮らしや経済を支えているか」という着眼点の違いとして整理すると理解しやすくなります。なお、賃金不払残業は家事などとは分けて確認すべき問題です。

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アンペイドワークの問題点

無償労働が特定の人に偏ると、就業、学習、休息などに使える時間が制約されます。

内閣府男女共同参画局は、社会生活基本調査などをもとに、日本では家事・育児などの無償労働時間が女性に偏っている状況を紹介しています。参照:内閣府男女共同参画局「今週の男女共同参画に関するデータ」

ただし、統計上の傾向を、個々の家庭の分担にそのまま当てはめることはできません。就業時間、健康状態、家族の事情と本人の希望を確認して考えることが大切です。

無償労働の価値を金額で把握する研究もあります。内閣府は、2021年の社会生活基本調査を用いた貨幣評価を2023年に公表し、2024年には同時に行う家事や見守りなどの評価方法も検討しています。

家庭内で自家消費のために行う家事サービスなどは、通常の GDP では十分に表れませんが、経済的な研究の対象になっています。内閣府の無償労働の貨幣評価は、その価値を GDP と比較するなどの目的で行われています。

こうした評価額は、作業時間や評価方法に基づく推計です。個人に支払われる賃金や、一人ひとりの貢献のすべてを表す額とは区別して読みましょう。参照:内閣府「無償労働の貨幣評価の公表について」(2023年)内閣府「家計サテライト勘定・同時並行活動を考慮した家事活動などの貨幣評価」(2024年)

性別だけで役割を決めず、見えにくい準備や連絡まで含めて負担を共有することが、分担を考える出発点になります。

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無償労働の負担を見直すには

  1. 作業と準備を書き出す:調理だけでなく、献立決め・買い物・片付けも含めます。
  2. 担当と時間を確認する:頻度、所要時間、急な対応が必要な場面も共有します。
  3. 分担を相談する:一部を手伝うだけでなく、準備から完了まで誰が担当するかを決めます。
  4. 必要な支援を探す:家庭内だけで難しい場合は、地域の相談窓口や利用できるサービスを確認します。

この手順は分担を話し合うための例です。作業をすべて同じ時間に揃えるよりも、本人の事情や希望を聞き、継続できる方法を考えましょう。

就活・再就職で経験を振り返るとき

家事や介護、地域活動で担当したことも、自分の経験を振り返る材料になります。「何を担当したか」「どんな調整や工夫をしたか」を整理し、実際の経験として説明してください。家事をボランティアと呼び換えたり、職歴として誤解される書き方をしたりせず、経験の種類を正確に伝えましょう。

まとめ

アンペイドワークは、報酬には表れにくい仕事の価値や負担を考えるための言葉です。

家事・育児・介護や無償の地域活動など、暮らしを支えるさまざまな作業に目を向けてみましょう。

ボランティアやシャドウワークとは重なる部分があり、目的や着眼点が異なります。

大切なのは、担っている人の事情を確認し、無理のない分担や支援を一緒に考えることです。

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