アンペイドワークって何??
ボランティアとの違いは?
こんな疑問を抱えているのではないでしょうか?
アンペイドワークとは、経済活動外で行われる無償労働を表します。
具体的には、家事や育児、介護、地域活動などが当てはまります。
アンペイドワークとボランティアの違いやジェンダー問題について解説します。
アンペイドワークとは?
アンペイドワークとは、経済活動外で行われる無償労働を表します。
具体的には、家事や育児、介護、地域活動などです。
アンペイドワークは、生活を営む上で欠かせないものであります。
反対に、経済的な利益を生み出す賃金労働は、ペイドワークと言われています。
アンペイドワークとボランティアの違い
アンペイドワークとボランティアの違いは、「自発的」であるか否かにあります。
ボランティアとは、「社会への奉仕・自発的・自らすすんでやること」という意味です。
一方のアンペイドワークは、自発的か否かは関係ありません。
例えば、嫌々洗濯をする、断れず地域活動に参加するなどは、アンペイドワークですが、ボランティアには当てはまらないのです。
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アンペイドワークとシャドウワークの違い
アンペイドワークと似ている言葉に、シャドウワークというものがあります。
シャドウワークには、家事や育児だけではなく、サラリーマンの通勤時間やサービス残業も含まれます。
また、上司との飲み会や仕事のための自己啓発も当てはまるのです。
そのため、厳密には意味が異なります。
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アンペイドワークの問題点
アンペイドワークは、女性が担うことが多いとされています。
実際に、日本では、1997年に経済企画庁が発表した『無償労働の貨幣評価についての報告』によると、アンペイドワークの90%を女性が担っていることが明らかになりました。
現在では、割合が下がっていると考えられますが、依然として女性の割合が高いことには変わりないでしょう。
また、経済産業省の試算では、専業主婦が行う家事や子育てなどのアンペイドワーク年間で410万円の働きであるとされています。
さらに、アンペイドワークは経済学の対象とはならず、GDP(国内総生産)にも含まれません。
これでは、アンペイドワークに価値がないのと言われているようなものです。
アンペイドワークを考えることはジェンダー問題の解決にも繋がるでしょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
アンペイドワークとは、経済活動外で行われる無償労働です。
アンペイドワークは、ジェンダー問題と密に関わりがあることがわかりました。
この機会に、アンペイドワークについて考えてみてください。
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